浦崎真子/「象の骨格」より
店先に小窓のごとく種袋
そこだけに空を映して犬ふぐり
デッサンの象の骨格夏はじめ
窓といふ窓を放ちて夏つばめ
後追ひの弟を待つ夏帽子
戻る