渡邉千華子/「夏が来る」より
桜までさくらのなかをゆきにけり
花冷えや会へばをさまる胸のうち
みづぎはに足跡つづく春の月
背中から乗り込む電車夏が来る
夏の雨片側づつを濡らしけり
戻る