戸塚健二/「スローモーション」より
幸せを拒むみたいに黄昏は何度も月を抱きしめる
雑音をかきけすサイレン渋滞は途切れた夢がスローモーション
乗り過ごし降り立つ四谷の異空間いつかの夏に放り出されて
夕暮れに幼き姉弟戯れていとしい風景壊れないでと
桜木はあきれるくらいに満開で君の笑顔がはじけ飛ぶ
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