渡邉千華子/「諍ひの前」より
まぎれても一人なりけり紅葉行
ゆふぐれのはじまつてゐる薄かな
コスモスのこんがらがつてゐる形
ボワウフの足音深き今朝の冬
凍星や火を通したる人の群れ
戻る