渡邉千華子/「その日」より

  • 風のように重くも軽くもなる鞄青みがかった夕暮れを来る
  • はらわたが違っていると思う夜更けのバスを降り立ち
  • 透明な羽がたくさん落ちていて本体はない時のごとくに
  • 新宿を待つまでの間を落ち合って何か話してまた別れけり
  • 人は人をよける力も失ってなくしたままの釦を探る
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