浦崎真子/「夏の橋」より
皮剥けば牛蒡の白き良寛忌
土器(かわらけ)に炎の跡や冴え返る
春めけるトラック土を溢しつつ
筍(たかんな)やザクリと白き鍬の跡
あれそれで通じる二人浮いて来い
戻る