渡邉千華子/「四次元チョコレート」より
それは緑色で電話ボックスのようであり古い野原に置き去りの船
番号がつけられているstreetフィルムの中の時代が香る
エチオピアの村かも知れぬ巻尺で朝の歩幅を測ってみれば
花びらを一日つけていたような声が名前を呼ぶ月夜から
チョコレートひと欠け分の周航を追いかけてくる先生の声
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