浦崎真子/「軽くてあま~い」より
読み聞かす絵本の一言(ひとこと)違へたり 子は忽ちに怪しき目をする
庭の端に赤いものの芽ツンと出た、リスが忘れた木の実のやうだ
静まれる昼の公園青梅の落ちて真つ直ぐ木椅子をたたく
ぶらんこに揺れて握つたあの綱はいつから冷たくなつたのだらう
テーブルのコーヒーゼリーが揺れるから今日は忘れたことにしょうか
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